アイルランドはヨーロッパの中でも比較的に「治安の良い国」として知られています。
確かに、ヨーロッパの他の国に比べると犯罪が少なく、町にも平和でフレンドリーな空気が漂っているように感じられます。
でも、日本人の方々に忘れないでいただきたいのが、日本と同じくらい安全というわけではないということです。
安全な留学先と言われている一方で、被害にあっている日本人が意外とたくさんいることも事実なのです!
被害の大半は盗難です。
対象は、たいていお財布か携帯電話。
とくに、iPhoneを盗まれた、という話は毎月のように聞きます。
日本人は現金を多く持ち歩いていたり、最新の携帯電話を持っていたりするうえ、振る舞いに隙があるので狙われやすいのかもしれません。
お財布や携帯電話を置いたままその場を離れないことはもちろんですが、路上での利用も注意が必要です。
歩きながら使用しているときにひったくられたという話もよく聞きます。
手で握っているのだから大丈夫と思うかもしれませんが、ふいにひったくられると意外と一瞬のうちに持っていかれてしまうようです。
ですので、人ごみはもちろん、道端ではなるべくお財布や携帯電話はかばんから出さないようにしましょう。
私のアイリッシュの友人も、「道端ではバッグの中で携帯が鳴ろうとも絶対に出ない」と言っていました。
安全な国とはいえ、所持品には細心の注意が必要です。
知らないうちにかばんを開けられていた、という話も聞きますので、
妙に近づいてくる人がいるな、と思ったら警戒した方がいいかもしれません。
盗難の他にも、人種差別による侮辱行為などの話もたまに耳にします。
こんな話をすると、ダブリンにマイナスなイメージをもってしまうかもしれませんが、これらのことは外国ならばどこでも起こりうることなのです。
日本でだって盗難はありますよね。
ただ、やはり日本に比べると他国は多かれ少なかれ治安が劣ります。さらに、日本人はとくに狙われやすいので、より注意が必要です。
また、アイルランドでは警察はGarda (ガルダ) と呼ばれます。
困ったときは、このGardaに助けを求めましょう。