アイルランドで生活する場合(に限らず、海外旅行に行く場合なども)、たいていの人は携帯電話を利用すると思います。
長期滞在の場合、日本の電話会社と契約したまま現地で利用すると、当然とてつもない使用料になってしまうため、現地で調達する必要があります。
利用方法は、使用量や使用目的など、人によって最適な方法が異なると思いますが、ここでいくつか例をご紹介します。
◆ 電話機とSIMカード
1) SIM解除された日本の携帯電話を持参し、アイルランドでSIMカードを購入して使用する。
現在日本で販売されている一部の携帯電話機は、SIMロックがかかっていない状態で販売されています。
この場合、海外の電話会社のSIMを購入して電話機に挿入すれば、日本の携帯電話をそのまま現地で使用することができます。
SIMロックがかかっている電話機でも、日本の携帯ショップで手続きをすればロックを解除してもらうことができます(有料、機種により不可能な場合もあり)。
メリット:
- 日本で使い慣れた電話機をそのまま使用することができる。
- すでに使用中のアプリや本体機能など、日本語で使用することができる。
- 現地ではSIMカードを購入して使用料を支払うだけなので、コストを最低限に抑えられる。
デメリット:
- SIMロックを解除できない機種の場合は、この方法は不可。
- 他社のSIMカードを利用することによって生じた故障や誤作動については、もとの電話会社は補償してくれない。
2) アイルランドで携帯電話本体とSIMカードを購入して使用する。
最もシンプルな方法です。
現地で新たに携帯電話を購入して、利用を開始します。
2+) アイルランドで携帯電話本体とSIMカードを購入して使用する(電話とテキスト*のみ使用)。+ Wifiエリアで日本のスマートフォンを使用する。
日本の携帯と現地の携帯をうまく使い分ける方法です。
スマートフォンを現地で新たに買うとなるとかなり費用がかかるため、現地ではシンプルな旧型の携帯電話を購入し、インターネットを利用する機能については日本から持ってきたスマートフォンをWifiエリアで使用します。
メリット:
- なるべく低いコストで現地の携帯電話を利用できる。
- ダブリンには、学校、カフェなどWifiを無料で利用できる場所が多くあるので、それほど不便ではない。
- アプリなど、インターネットを利用した機能を日本語で利用できる。
デメリット:
- 出先でインターネットに接続する必要が出た場合は不便。
- 2台持ち歩く必要がある。
◆ 利用プラン
アイルランドのたいていの携帯電話会社では、月額固定のプランとプリペイド式のプラン(Pay As You Go)があります。
プランの金額によって、無料で利用できる通話、テキスト、データの量が異なります。
選択できるプランは、電話機本体を一緒に買うか、SIMカードのみを購入するかによって異なる場合もあります。
◆ 電話会社
O2、Vodafone、Meteor、3 (Three)など、いくつかの会社があります。
お店かオンラインで利用プランなどを比較して、自分に最適なものを選びましょう。
*「テキスト」とは、携帯電話の番号でやりとりするメッセージ(SMS、ショートメッセージサービス)です。日本の携帯電話のように@docomo.ne.jp、@softbank.ne.jpなどの携帯電話用のアドレスでやりとりするシステムはありません。
※上記の情報は、2014年2月現在のものです。携帯電話の事情は刻々と変わりますので、できるだけ最新の情報を調べるようにしてください。